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WinActorラウンジ2019レポート : ユーザーフォーラム―オフライン座談会―

WinActorラウンジ2019レポート トップページへWinActorラウンジ2019」ではサブルームセミナーのひとつとして、「ユーザーフォーラム―オフライン座談会―」を実施しました。

普段 ユーザーフォーラムで活発なコメントをくださっている8人を招いて、パネルディスカッションを行うという趣向です。本稿ではその概要をお届けしましょう。

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活性化に貢献して下さったお三方を表彰

ご出席いただいたのは、kenjiさん、スクリプト探求者さん、hamuさん、sakuさん、BETTYさん、nk_tecroomさん、tateさん、another solutionさん。冒頭では特にユーザーフォーラムを盛り上げてくれた上位3人(kenjiさん、スクリプト探求者さん、hamuさん)に、当社RPAソリューション担当部長 大塚から賞状と楯をお贈りしました。

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その後はユーザーの皆さんから事前にいただいたトークテーマのうち、NTTデータが選んだ4テーマについて語り合っていただく、という流れで進められました。

テーマ1 既存ライブラリと自作スクリプトの使い分けについて

――ユーザーフォーラムには既存ライブラリ・プチライブラリなどに600近くのスクリプトがありますが、登壇された皆さんは、それらを自作スクリプトとどのように使い分けられているのでしょう?

tateさん:(自動化したいことを)既存のライブラリを使って実現できるなら、そちらを利用しています。難しいようであれば、ユーザーフォーラムを検索して、似たようなことができるスクリプトを探します。利用しているスクリプトが既存のものなのか、自作のものなのかを見分けられるようにするため、ライブラリの名前にはマークをつけるようにしています。

kenjiさん:私も自作したライブラリには、タイトルに「自作」とつけていますね。汎用的に使えるスクリプトができたら、社内にいる他のシナリオ作成者にもつかってもらえるよう、Excelの管理シートに記載して周知するようにしています。

BETTYさん:自作スクリプトは、社内にあるWinActorユーザーのコミュニティサイトに登録してもらっています。これによって第三者のチェックができますし、他の人とノウハウの共有もできるようになります。注意しているのは、ひとつのライブラリの中に複数のアクションを登録しないことですね。複数の処理を盛り込んでしまうと、ライブラリ自体が大きくなってしまって、共通化できなくなることもありますから。

スクリプト探求者さん:シナリオ中にサブルーチンとして入れる場合も、その部分が既存か自作かがハッキリと分かるようにしています。自作スクリプトをユーザーフォーラムに公開して「既存化」し、使いやすくするという工夫もしています。

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テーマ2WinActorの社内展開について

――個人だけでは様々なRPA化に対応していくのは難しく、社内展開は重要ですが、パネリストの皆さんの会社では、WinActorをどのように社内に広めているのでしょう?

nk_tecroomさん:つくる側にとっては、最初のロボットが大事ですね。サクッと簡単なものをつくって提供しただけでも、現場から「ありがとう」と言ってもらえれば、「嬉しい」「会社に貢献できた」と感じますよね。それが次のロボットをつくるモチベーションになります。これを繰り返していくと上手く回るんじゃないでしょうか。

BETTYさん:つくったシナリオを台帳管理している会社は多いと思いますが、当社では「誰がそれをつくったか」という「人の管理」を行うようにしています。誰が社内の初心者研修を受けて、その結果、自分の業務でシナリオをつくったかどうか、つくれていないのであれば、その後どんな取り組みをしているか…ということを記録するのです。その記録から、もし上手くいっていない人がいることが分かれば、周囲の方々にフォローを促していきます。RPA担当者が組織の中で孤立してしまって、「使い方を覚えたものの、その後使いこなせていない」ということがなくなるように、こうした取り組みをしています。

kenjiさん:私の会社では、まずひとつの業務を自動化し、それを全体会議の場でディスプレイに映してデモンストレーションしました。「WinActorでこういうことができる」というのを社員に周知したわけです。その上で自動化する業務を募集しました。集まった要望には優先順位を付けて、ひとつずつシナリオ化を進めています。

another solutionさん:スピード感のある作業ができるロボット、真似してみたいと思ってもらえるロボットを、導入の最初の方につくることを意識しました。またプログラマーの世界では当たり前になっていることですが、RPAのブラックボックス化を防ぐために、「コーディング規格」「コードレビュー」といったことを、少しずつ始めています。

――小さい事例をつくって、それで社内での理解を深めたり、人の運用も含めてルール化して展開したり、皆さんいろいろと工夫をされているんですね。

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テーマ3 他のツールと比較してWinActorの魅力とは? 追加して欲しい機能とは?

――WinActorならではの魅力を皆さんがどう感じているのか、またさらなる魅力向上のためにWinActor開発側がすべきこととは何でしょうか。

hamuさん:私自身はプログラムを勉強していない状態でWinActorを触り始めたんですが、画面もアイコンも今までに見たことがあるようなものが多くて、とっつきやすいと感じました。要望としては、実行版でのシナリオ実行中に、一次停止して編集ができる機能が欲しいですね。

another solutionさん:つくったロボットの動きを動画で出力できる機能があると、人に説明するときに便利だと思います。また目的を入力したら「こんなサブルーチンどうですか」と提案してくれるレコメンド機能とか…。他には、ユーザーフォーラムで公開されたスクリプトを、月次のバッチファイルとして取り込める機能があると、皆さん助かるのではないかと思います。

sakuさん:私も事務職からWinActorの担当になったのですが、非常に分かりやすくシナリオをつくれて助かっています。NTTデータが提供しているオンサイトのサポートパックを契約しているので、直接質問して悩みを解決できるのも助かりますね。――ライブラリのバージョン管理機能や、シナリオを一画面に並べて比較表示できる機能があるといいですね。

tateさん:私も他の皆さんと同じでプログラムが分からない人間ですが、そういう人間でも簡単に自動化を実現できること、現場の人でも簡単にシナリオをつくれるのが一番の魅力でしょう。ライブラリごとに、前後の待機時間の設定をできるようにしてくれるといいかな…と思っています。

BETTYさん:魅力は“いい意味で”スタイリッシュじゃない感じ。比較のために他社ソフトも使っていますが、個人的にはとっつきにくい印象があります。そのソフトを使った後にWinActorの画面を見ると、実家に帰ってきたような安心感がありますね。キーボードショートカットが豊富になってくれるといいと思います。

――皆さん「スタイリッシュではないが、とっつきやすい」ということを実感してもらっているようです。ご要望については、フォーラムでのライブラリ提供や、開発側へのフィードバックで対応できるようにしていきたいと思います。

テーマ4 ユーザーフォーラムに今後期待していること

――昨年からスタートしたユーザーフォーラムですが、さらなるコミュニケーション向上を目指すには、どのように発展させていくべきでしょう。

スクリプト探求者さん:WinActor4,000近い会社が導入しているとのことなので、フォーラムの参加者がもっと増えるといいですね。コメントの検索機能などはもう少し使いやすくなって欲しいと思います。

kenjiさん:現状でも質問と回答がスムーズに進められていて、すばやく問題の解決に結びついているケースが多いな…という印象ですが、やりとりをさらに加速するために、どこかでシナリオファイルの交換ができればいいなと思います。フォーラムで回答として寄せられたライブラリを、簡単にダウンロードできるようにしてもらえると、フォーラムの意義がより深まるのではないでしょうか。

hamuさん:シナリオファイルのアップロード・ダウンロードはできるといいですね。コピペよりダウンロードの方が簡単だと思うので、その機能はあるといいな。またコメントに画像を添付できると、コメント欄ももう少し使いやすくなるのではないかと思います。

tk_tecroomさん:フォーラムが活発なのはいいことですが、さらに良くするにはオフラインでの交流が重要だと思っています。特に一人でRPA推進を担当している方は、問題を一人で抱えちゃうということがあるかもしれません。そういう人たちがオフラインで集まって盛り上がれると、フォーラムの参加者も増えるのではないでしょうか。そうなるためには無料版があるといいかな。

――ご意見を参考にして、より良いフォーラムを目指していきます。

当日は会場からの質疑も受け付けました。技術的な質問や社内推進方法についての質問に、パネリストの方々は自身の経験を踏まえて、丁寧に回答されていました。

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9/30、さらなる活性化・利便性向上をめざし、ユーザーフォーラムの機能を拡張

最後にNTTデータから、ユーザーフォーラムの機能拡張が発表されました。「MY PAGE」(ホーム画面)は、ユーザーの利用条件(質問数や回答数など)に応じて、タマゴがフクロウに育っていく楽しいものになりました。アカウントには、特約店様やNTTデータ社員であることを示す識別フラグも立てられるようになっており、特約店様はフラグを立てることで自社技術のアピールに使えます。

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ユーザーがグループを作成できる「サークル機能」も新設されました。グループをオープンにするかクローズにするかの設定ができるので、特定のメンバーだけでやりとりをすることが可能です。オフラインミーティングの開催支援にも使えそうです。

これらは930日時点での新機能ですが、ディスカッションの中で要望されていた自作シナリオやライブラリなどのアップロード・ダウンロードを可能にする機能も追加する方向で検討を進めています。

NTTデータはユーザーおよび特約店の皆様が、WinActorを中心にした双方向のコミュニケーションを、いっそう円滑化できるよう努力していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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