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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。

今回のコラムはこんな方にオススメです☆
 ・複数ある待機系ライブラリについて知りたい方
 ・待機が必要な場面で、なんとなく「指定時間待機」を選択している方
 ・シナリオ作成環境と実行環境に差異が発生している環境でご利用の方
 ・シナリオ実行時の成功率が低いと感じている方

■どんなときに「待機」が必要??

 ・シナリオ作成環境と実行環境に差異がある場合

 ・端末への負荷で動作遅延が発生する場合

 ・WinActorやOS等のバージョンアップにより処理速度向上の影響がある場合

 上記が原因となり、前の処理が終わっていない状態で次の操作に移行してしまう「処理の追い越し」が起こる場合。

 (例)操作対象画面が完全に開いていない状態でクリックしてしまいエラーが発生

※上図は、「画像マッチング」プロパティ画面内の[タイムアウト]の初期値となる
   10,000ミリ秒(10秒)で画面が表示されなかったパターンです。

このようにクリック箇所でしっかりエラーが出ると分かりやすいですが、
操作対象画面が表示されていても実際にWinActorで操作できるようになるまで数秒のタイムラグがある場合は
画面上クリック対象が表示されているのでWinActorとしては対象を見つけクリックする(なのでエラーは出ない)が、
操作対象画面側は反応しないため、後続の処理でエラーが発生してしまう…ということもあります。

上記のような事象が発生した場合に、しっかり操作対象画面が表示されるまで、
もしくは、操作できる状態まで待機することでシナリオ実行の成功率を上げることができます♪

次の【シナリオ内での「待機」について②】では、上記のような事象が発生した際に使用する
待機系ライブラリの詳細を紹介していこうと思いますので、またの投稿をお待ちいただけると嬉しいです^^

【動作検証環境】
WinActor Ver.7.4.4

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